オス×メス

1543年、種子島に鉄砲が伝来しました。
と同時に(というか鉄砲に付属して)あるものも一緒に日本に伝わりました。
それ以来、この「あるもの」なしでは産業は成り立たないくらいの重要なものになっていきました。
…というわけで今回はネジの話です。


ネジには大きく分けて2つの形があります。

  • 先端の尖った(ねじ込む方)のオスネジ。
  • それをはめ込む穴の空いたメスネジ。

名前の由来は知りません。
形状?
知っての通りネジの種類は小さな物から大きなものまで、数限りなくあります。
それだけ多くの用途に使われているっていうことなのでしょう。
そんなネジの製造過程は以下のようになっています。

  1. 設計図作製
  2. 寸法切断
  3. 先取り
  4. 予備整形
  5. 頭部成形
  6. ネジ部絞り
  7. 頭部トリミング
  8. ネジ部転造
  9. 完成

設計図の段階でネジの大きさやピッチの幅(ネジを1回まわす毎にどれくらい進むか)を決めたりします。
この段階で既存の製品がある場合(大抵あるのですが)、既存の製品を発注することになります。


2年前、実験の一環でネジの設計図を書き、頭部トリミング→ネジ部転造の工程をやったことがあります。
ちなみにこの工程に必要な操作を、
ネジ切り
といいます。
オスネジを切るときは『オスを切る』
メスネジを切るときは『メスを切る』
当然、
実験の時はメスを切る作業が大人気でした。
もちろん下ネタ全開☆
本当にバカばっかりでした。


そんなこんなでもう4年生。
しっかり頭のネジを締めて院試の勉強に臨みたいと思います。