スプートニクの恋人

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

22歳にして、すみれは初めて恋をする。
ミュウと呼ばれる30代後半の女性に。


村上春樹作品としては比較的展開が遅い作品でした。
他の多くの作品と同じように「性と死」「喪失」がキーワードのようです。
ヨーロッパ在学中、自己を喪失してしまったミュウ。
すみれを失ってしまった、主人公。
やっぱりモテる主人公。
村上作品は主人公がモテますね。作者の体験でしょうか?


最後はハッピーエンドで終わっている所も印象的でした。