ポイ捨てできるプラスチック

最近はあまり話題にならなくなりましたが、プラスチックとゴミ問題は切っても切り離せない関係にあります。
金魚の糞みたいな関係です。


プラスチックを捨てるとなると、燃やさなければならなくなります。
一応燃えるゴミです。
一部萌えるゴミもあります。

しかし、燃やすには以下のようなリスクが伴います。
二酸化炭素が大量発生
・燃焼熱でショボイ焼却炉はボッカン
・塩素が含まれていればダイオキシン発生の可能性有り

というわけで、焼却するのは結構手間がかかるわけです。


そうすると「面倒だからそのまま捨てちゃえ!」と思いますよね?
今までは「それでは環境汚染だ!」と鉢巻巻いたオッサンたちが出てきました。
プラスチックは自然分解しない(永久にというわけではないですが)ものでした。
だから「そのまま捨ててはいけないもの」だったのです。
じゃあ「自然分解すればそのまま捨ててもいいんじゃね?」という子供みたいな発想。
それが今注目されています。


前置きが長くなりましたが、今「生分解性プラスチック」というのが注目を集めています。
生分解性プラスチック」とは呼んで字のごとく「生物が分解できるプラスチック」のことです。
生物が分解できれば自然分解は速くなります。
自然分解が速くなれば捨てても(残留物がないという点では)問題なくなります。
ただし以下のような問題もあります。
・製品として使用中の劣化の問題
・技術にかかるコストの問題
・ある生物が分解することで、その生物の大量発生の引き金となり生態系を乱す可能性

というわけでまだまだ日本では試験段階中です。


実はもうすでにヨーロッパの一部では生分解生プラスチックは市場に出回っています。
ヨーロッパの人たちには「多少金がかかっても環境に優しいなら・・・」という人が多いそうです。
そんな環境に+チックな考え、見習っていきたいものです。
(どうせギャグのセンスはないですよ。)



生分解性プラスチックについて詳しくは
群馬テクニカルリサーチ
をご覧ください。