「1Q84」

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

ようやく読み終えました汗
長編小説って、読んでて間延びしちゃうことってよくありませんか。
「大地」とか「菜の花の沖」とか、話し全体としては面白いんだけど…
話の何割かは「なんか展開が進むの遅くね?」って思ってしまったり。
話の前半が劇的すぎて、後半がつまらなく感じてしまったり。
そういった「長編ストレス」がない、小説でした。
(というか、長編小説とい括りにしていいのか微妙な長さ)
物語の時間経過が一様に感じられるからなんだろうなぁ。たぶん。


エンディングが微妙じゃないか。
っていう感想を抱く人が多いと思いますが…。
「説明しなきゃわからないことは説明してもわからない」と同様に、
「説明しなくてもわかることは説明する必要はない」のです。たぶん。
ハッピーエンドになってしまったら、読者の想像に任される部分が無くなっちゃうじゃん?
まぁスッキリはするでしょうけど。



あんまり本の内容に触れるとネタバレになってしまうので、敢えて書きません。
何度も繰り返し読めば、もっと作中のキーワードとそれが示すところの意味をもっと理解できるかもしれませんが…
この本は単純に、ストーリーと村上さんの想像力を楽しむ作品だと思います。