「生命体」は作れるのか

先週消えちゃったやつです。


生命ってどうやって誕生したんでしょう?
これは永遠の疑問なんですが、実はこんな面白い実験をした人が過去にいました。

ユーリ・ミラーの実験
原始地球の大気成分として考えられていた「メタン」「水素」「アンモニア」と水蒸気を密閉容器に入れ、火花放電を起こすとタンパク質の原料となりうる「アミノ酸」が得られる。
より詳しくはwikipedia「生命の誕生」を見てね。

生物っていうのは
・「細胞」が生命の構成単位となっていること。
・DNAを持ち、自己複製と進化をすること。
・環境からの刺激に応答すること。
・エネルギー物質アデノシン三リン酸を合成し、それを用いて生活すること。
で定義され(よって、ウイルスはこれによると生物ではない、ということになっています。)、生命の基本単位である細胞の核であり、「生命の情報」を担っているDNAの分子レベルの最小単位は「アミノ酸」なのです。
このアミノ酸が前述の実験により生成するということは、つまり原始地球の大気と水、放電などの化学反応を起こすための駆動力があれば生物は誕生するのではないか?ということなのです。
ただ実際にこの実験では生物の誕生までは行かなかったし、原始地球で生物の誕生を見た人はいないので(この件は面白いですねw)、生命の誕生は結局結論は推論の延長線上でしかないのです。



ここで、ちょっと視点を変えて宇宙を見てみましょう。
ミラーの実験は「地球と似たような大気成分を持った惑星には、生物が誕生しうる」ということを示唆しています。
実は、地球から約150光年離れた「HD209458b」というガス惑星に
水があることが確認されました!
さらに大気からは酸素や炭素、大気の上空では蒸発している水素なども発見されたそうです。
もちろん、太陽系外の惑星の大気中に水の存在が確認できたのは初めてのこと。
この発見と、ミラーの実験結果を組み合わせると…
地球外生命体いるんじゃない?
ってことになりますよね?!


この惑星の発見が生命誕生の謎を解くカギになるのか…
サイエンスフィクションの世界は科学の力でノンフィクションになるのかもしれません。