振り返る大学生活

2003年4月、一年遅れで第一志望の大学学類に入学。
入学初日で友達もでき、その後のオリエンテーションでも友達が増え、宿祭ではクラス出店の代表もやった。
ついでに女装してモー○ング娘の曲を振りつきで踊ったw
順風満帆な大学生活、でもこの頃から少しずつ違和感を感じ始めた。
周囲は皆一人暮らしで、授業後に夜遅くまで遊び続ける毎日。
自分は毎日10時前には帰り、週末には某予備校で大学に入るために必死で勉強する浪人生を見る・・・。
つい数ヶ月前まで自分はそちら側にいたのだ。


必死で入った大学、入ってからも全力を尽くすことを誓った大学。
周囲に流され目標を見失いそうになったとき、自分を初心に帰らせてくれるのはいつも自分が勉強を教える多くの生徒たちだった。
その生徒たちと言葉を交わす度に、大学生活の違和感は成長していった。。。


そのような違和感からか、大学での友達づきあいに微妙な亀裂が生じはじめる。
「自宅通学だから」と気を使われているのが手に取るようにわかった。
徐々に誘いが少なくなり、ついに途絶えた。
「色々と問題のある集団だったから。」
「予備校のバイトも理解してもらえなかったから。」
色々自分に言い聞かせたが、正直寂しかった。


幸い自分にはサークルや予備校のバイト仲間がいた。
完全に孤立することはなかった。
遠く離れた場所で愚痴を聞いてくれる友もいた。
自分とかけ離れた境遇で、リスカをする癖と戦いながらも必死で生きてる姿を見せてくれた人もいた。
無理して気の合わない集団でいることをやめたとき、新しい出会いもあった。


多くの経験とをくれた予備校を今年度いっぱいで辞める手続きをした。
「生徒のため」って言って、皆で試行錯誤して作り上げてきた様々なことは結局「自分のため」にやってきたことなんだなって、今更ながらに思ってしまう。
実際に働いた時間数は大したことはないのかもしれない。(それでも着ていたスーツはボロボロになってしまっている。)
でもそのことについて考えていた時間は、大学生活のほとんどを占めるくらい膨大な時間になっているんだと思う。


予備校のバイトのために犠牲にしたものは数限りない。
でも・・・何かを犠牲にしても「それでも」って頑張ってきたことっていうのは無駄になんてならない。
そう確信できた4年間だった。


ありがとう、S台K校!
あとは任せたよ、TAの皆!!