模試監督にて

完全に内輪ネタ。


セカンドの事は何も言うまい。
と思ったが、一言だけ・・・
頼むから遅刻だけはするなよ。
(補足:某予備校の模試監督の仕事は、「トップ」と呼ばれるベテランバイトと「セカンド」と呼ばれる新人バイトの2人で一つの教室を管理するのだ。)
このバイトは飲み込みの早さとかは関係ないはずなんだが・・・
途中から完全に一人で教室を管理してる心境だった。


模試終了後、教室内で模試を受けていた生徒二人が話かけてきた。
「僕もT園高校出身です。」
彼はなんで俺の出身高校を知ってるのだ?!と驚き絶句していると、連れの女の子が
「S子先輩のお兄さんですよね?」
と尋ねてきたので、ようやく事態が飲み込めた。


彼等は妹の高校の部活の後輩で、OB会か何かでこの予備校でバイトしている事を知り、1階ロビーの写真で俺の顔を確認したのだろう。
その後少し立ち話をし、彼らは帰って行った。
監督業務が全て終わり、駅まで歩いていると一年生の新人集団とバッタリ。
かましくもTAの後輩の傘に入れてもらう自分(笑)
そのとき集団の中の一人(セカンドの中で一番可愛かった)から
「matsuさん、N松学舎に来てましたよね?覚えてますよ♪」
と話しかけられた。


N松学舎沼南高校は、昨年・一昨年と2度にわたって数日間の出張業務を行った高校だ。
生徒と話したのは授業後の休み時間数分であったが、まさか覚えていてくれたとは!
感激した☆
理不尽に消耗された体力が癒される思いだった。
こういうとき、TAをやっていて本当に良かったと心から思う。


固く閉じられた鞄の口から携帯電話を取り出しかけ、止めた。
電車の時刻が迫っていた。