2週間前のR25より

やりたいこともしつつ、ゆっくり休めた今日一日。

英文法の勉強の骨休めに先々週のR25を読んでみた。
『うなぎの謎解明』
怪文書の真偽の見分け方』
など面白い記事はたくさんあったが、
『人工70億で農業が最重要産業になる日』
という記事が考えさせられた。
内容の要約は

アメリカの国勢調査曲局によると、2013年には地球の人口が70億人になる。半世紀前は地球の人口は25億人だったのと比べると、とんでもない増え方だ。現在の人口ですら食料が足りていないのに、これ以上人口が増加したら・・・食料は今後相当重要な問題と言える。

というもので、それほど珍しい内容のものではない。
だが、ちょっと引っかかった部分があった。
この記事の最初の部分ではタイで農業会社を経営する日本人のコメントが出てくる。
「やがて世界は食料が足りなくなる。そのときこそ農業従業者の時代が来る。」と。


果たして本当にそうだろうか?
確かに、食料を増やせば人口が増えても大丈夫!と考えられなくはない。
しかし現在、世界には残念なことに「偏り」が生じている。
飢えに苦しんでいる国があるにも関わらず、日本では食料がゴミとして大量に捨てられている。
俺が働いている居酒屋でも沢山の残飯(手が付けられていないものも含め)を毎日捨てている。
このような「食料の偏り」がある限り、食料を増産しても飢えは解消されない。
70億人の人たちの空腹は満たされない。


俺にはこの「偏り」を解消する手段は検討もつかない。
この「偏り」を生じさせているのは「特定の国々」ではなく、「人間の性」のように思えるからだ。
ただ、農業を最重要産業と位置づけるよりも先にすべきことがあるような気がしてならない。